ジャパネット高田明さんの講演会で学んだこと
こんにちは、えば(@eba0819)です^^
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甲高い声と力強いセールストークがとても印象的な高田氏です。
私が尊敬している前田裕二さんが、「髙田明氏の世阿弥(ぜあみ)の教えから学んだ」と言われていたので、この著書を以前読んでいました。
現在はジャパネットたかたは息子さんに譲られ、別会社を経営されています。
その髙田明氏が2019年10月25日に熊本で講演会をされたので行ってきました。

髙田明氏の講演会「夢持ち続け日々精進」

*主催:一期一会
2015年1月に「㈱ジャパネットたかた」の代表を退任
2015年「㈱ A and Live」を設立。
2017年4月からプロサッカークラブ「㈱V・ファーレン長崎」の代表取締役社長に就任。

講演の盛り上げ方
「面白いと思ったら笑ってください」
「すごいと思ったら拍手してくださいね」
「必ず為になる話をしますからね」
というアピールでスタート。
「2時間以上話さないと足りないくらいですが、今日は1時間半という講演時間なので、もし続きを聞きたい場合は“伝えることから始めよう”という本を読んでください」
さすがですw
髙田明氏の講演内容

経営の立て直し
サッカーチーム「V・ファーレン長崎」の経営をすることになったが、かなりの負債を抱えていた。
選手たちも頑張ってくれて翌年J2からJ1に上がれた!
なぜJ1に行けたのか?
選手たちの気持ちの持ち方を変えたからだった。
「経営のことはなんとかする。サッカーのことに集中していい。」と。
経営の立て直しだけでなく、結果が出る環境づくりも大事。
何歳になっても情熱を持つ
現在71歳で同級生の友人たちは「将来の目標なんかない」と愚痴る。
そんなことはない。
「自分はあと47年生きると決めている」
こう皆にも宣言している。
そう思えばパワーが出てくる。
悩みをストップする方法
将来の夢を持ち続けることが大事。
「知性学リスク」
自分が努力すれば変えられることだけに集中する。
“今を生きる”
未来や過去にとらわれない。
セールスも“つもり”ではダメ
「頑張ってるつもり」という“つもり”の頑張りは悲劇を生む。
これでは変化が起こせない。
“つもり”の頑張りで終わっていることは多くある。
セールスも同じ。
伝えているつもりだけど伝わっていないことが多く、セールスマンは葛藤しているが、伝わらないとモノは売れない。
“伝える”と“伝わった”は違う。
本当に伝わった時にモノが売れる。
学歴は関係ない
自分は大阪経済大学を卒業したが、ハーバードにも東大にも負けない大学だと思っている。
大学時代はとにかく英語を必死で学んだ。
そのおかげで、卒業後会社の海外駐在委員になり通訳として23歳でイギリスへ赴任できた。
どこの大学を出たというのは関係ない。
おかれた現状の中で目標を決めて必死に打ち込む。
セールストークの工夫
ジャパネットで電子辞書を販売したときの話。
電子辞書を買う見込み客の幅(ターゲット層)は狭く、なかなか売れなかった。
ある時、「お孫さんに・・・・・」という日常の楽しいエピソードを想像させるような話をしたら、孫がいる世代に爆発的に売れた!
30分で1億円売り上げた。
要は提案の仕方しだいなのだ。
(ベネフィットを想像させ、潜在ニーズに訴えかける)
専門性と多様性
専門性をつけるべく勉強し続ければ多様性が出てくる。
いろんなスキルを身につけていくと人脈も広がっていく。
同じ価値を共有する仲間がどんどん増えていき、時には助けてくれたりもする。
私は英語だけでなく、ドイツ語・フランス語・ポーランド語も簡単になら話せる。
ある時、海外に行ってパーティに参加したら歌を歌うように言われたのでポーランド語で歌ったら会場が大喝采となった。
いろんなスキルを持っておくことでパフォーマンスも広がっていく。
劣等感や優越感は持たない
“ジャパネットたかた”を起業したのは40歳を超えてから。
それまでは長崎県で家業のカメラ店をしていた。
旅行客のスナップ写真を撮ったりを16年間続けた。
しかしその当時も、どうやったら1枚でも多く写真を買ってくれるか試行錯誤していた。
優越感や劣等感を持たずに、どんな仕事でも一生懸命考えてやっていくと道が拓けてくる。
ジャパネットたかた誕生
ラジオ通販をやってみたら上手くいった。
「通販九州」という通販会社を作り、さらに全国展開していった。
そして会社名を“ジャパネットたかた”と決める。
会社の歌を作ったことも正解だった。
「ジャーパネットジャパネット~♪
夢のジャパネットたかた~♪」
他にも、当初は放送局のスタジオを借りていたが、それでは商品の売れ時にセールスが間に合わないこともあるので、反対を押し切ってスタジオも作った。
チラシでも売る方法
ラジオやテレビでの通販だけでなく、テキスト媒体でのセールスを始めた。
それがチラシ広告。
しかし、チラシをしっかり見る人は少ない。
なので戦略を仕掛けた!
テレビで「明日の朝刊を見てください!」と訴えた。
するとチラシ広告からの売上が倍増した。
トラブル
14年前に“ジャパネットたかた”で情報流出が起こった。
副社長だった妻とも相談し、会社を2ヶ月間完全に閉鎖すると決めた。
ミッション・使命
勝つことも大事だが、人の幸せに寄与するというミッション(使命)を持つ。
人のために生き、会社を運営する。
東日本大震災の時、何かできないだろうかとすごくジレンマを感じた・・・
売名行為だと言われるかもしれないと思ったが5億円を寄付した。
そしてもっと何かできないかと思い、テレビ局などにお願いして、テレビ通販を特別に放送させてもらい、売上の全額を義援金にあてるセールスをした。そして7000万円購入してもらえ、全額寄付することができた。
ミッションと自分の仕事を連動させる!
3つのキーワード
この3つを持っている人が成長していく。
- ミッション(使命)
- パッション(情熱)
- アクション(行動)
失敗とは
一生懸命やらなかったことが失敗といえる。
勉強し続けて、夢を持ち続ける。
世阿弥の教え
室町時代の能役者である世阿弥(ぜあみ)が「風姿花伝」や「花鏡」で伝えられている教えが素晴らしい。
自分が世阿弥を知ったのは60歳の時だが、それまでに経験してわかった多くの本質的なことが、この世阿弥の教えに全部重なっていて驚いた。
今から600年前の世阿弥の教えが、時を越えて現代のビジネス思考や人生哲学として活かすことができた。
日々精進の心構えを教えてもらった。
“初心忘るべからず”
“不遇の時代をいかに過ごし、絶頂のときにいかに慢心を抑えるか”
“他人の評価に一喜一憂することなく、ただひたすらに自分の夢を追い続ける”
“外見を飾り立てるのではない、内面からにじみ出る人の美しさとは何か-”
やったことは必ず報われる。結びついてくるからだ。
若さ
サムエル・ウルマンが書いた
「青春とは、心の若さである。」という本がある。
(内容)
情熱があれば年をとらない。
理想を持ち続けるとずっと若くいれる。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。困難の時代に生きた著者・ウルマンは、80歳という人生の頂に立ち、来たるべき死を自覚しながらもなお、理想を追うことの大切さを歌い続けた。温かな愛に満ち、生を讃えた彼の詩は、時代を超えて我々にさわやかな感動をもたらす。多くのトップビジネスマンに愛され続けたベストセラー詩集。
人の心を動かすには
世阿弥の教えに、伝わるには「我見」と「離見」があるとされている。
「我見」は自分が思う姿。
「離見」とは、お客さんから見えている自分の姿。
伝わるためには「離見」を持つこと。
客観視できる目が必要。
自分がいる業界の常識は、消費者の常識ではなかったりする。
“人を感じるれる心”を持つことが大事。
また、伝えたいなら大きな声でくり返し言う。
“非言語”の表現で伝える
「間」も大事。ちょっと間を置いて言うと、伝わりやすくなる。
気持ちを表現するスキルもつける。
手や、目や指・足などの体の動きでも伝えることができる。
最後に「縁に気づき、縁を活かす。」と言われました。
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えばのつぶやき【10月27日】
この記事でも書いた世阿弥の「我見」と「離見」の話なんですが、私がこれまで100回以上観た動画があります。
それがこちらです。
動画の12分30秒のところから前田裕二さんがジャパネットたかたの髙田明さんの世阿弥の話(我見と離見)の話をされています。
これを初めて聞いた時は衝撃的でした!
“離見”
つまり客観視や他者目線が持てるかどうかで、「人が心を動かしてくれる」かどうかに大きく影響するということで。
それ話から「メタ認知」も知り、さらに広げて調べてみました。
この動画の中の話から教えてもらったことは数しれずあり、まさに神トークです!
^^
こんにちは。
ご無沙汰しております。ジャパネットの高田さんがこんなにすごい方だとは知りませんでした。
えばさんの記事内容に衝撃を受けました。本当にありがとうございます。
takafumiさんこんにちは!ジャパネット高田さんってやっぱりセールスのプロでした^^こちらこそいつもありがとうございます!